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2025.3.5
Face to Face
なんとなく横文字タイトルにしてみました😁
でも、今日はぜんぜん横文字っぽくないお話。
私はよく土地の地主様のお宅にお伺いします。土地を譲っていただけないかのご相談で突然の訪問をさせて頂くのですが、このエリアの地主様は、お話だけでも聞いていただける心温かい方が多くて、感謝しているんです。私が不動産屋っぽくないからなのか?と思ったりもするが、やっぱり地域のみなさんが圧倒的に温かいんだと思います。
地主様との出会い方は一つとして同じものはありません。これまで素敵なご縁を頂いた地主様との初対面時のやりとりは、全て思い出せるくらいどれも印象に残っています。
さて、今日はその出会いの中から特に印象的だった昨年の事例をご紹介させていただきます。
ちょうど時期は秋中半だったでしょうか。秋とはいえ、私はまだ半袖。少し歩くとまだ汗ばむような時期でした。
夕刻、ある地主様宅にお邪魔させていただきました。アポイントはありません。
『ピンポーーーン』
電気はついているが、自宅にはいらっしゃらない。ご不在かな。
名刺に一言添え、ポストに入れて、日を改めて出直そう。
帰ろうとした時、道路を隔てた倉庫に明かりが灯っていた。そこでは何やら物音がしている。
もしかしたらお会いしたかった地主様かもしれない。確認したいと思い、失礼ながら敷地内に入らせていただき倉庫の入口まで行かせていただいた。
『あの~すみませーーーん』
倉庫の中では男性、女性が軽トラに積んである収穫したてのお米を業務用の保冷庫に移す作業をされている。
入口から少し距離もあるし、機械音もあるし、そりゃ聞こえんかー。
再度トライ
『すみませーーーん!!!』
えーいもういっちょ
『すみませーーーん!!!!!』
※イメージ
よし、気付いていただけた!!!
おっと。この展開、なんかアレっぽいな。
『馬鹿なおしゃべりはやめとくれ。そんなひょろひょろに何が出来るのさ、ここはね、人間の来るところじゃないんだ』
こんな返答がきてもまったく驚かない展開だ。
すると、
『あんたいつからそこにおったん?』
『いや、今お邪魔させていただきました』とつい即答してしまう私(状況的にね(-_-;))
その次の言葉が印象的でした。
『にいちゃん、ちょうどええとこに来たわ。ちょっと運ぶの手伝って』
一袋30キロのお米、十数袋を保冷庫に運ぶお手伝いを喜んでさせていただきました😂
※イメージ
その日は、結構ムシムシした湿度の高い日でした。
額からは滴る汗💦、Tシャツも肌に張り付くくらいの大量の汗💦
ミッションが完了すると、
『おおきに、助かったわ~、さすが若い力は違うわ~』と労をねぎらっていただき、
続けて
『ところであんた何屋さんやね?』
から始まった買取物語でございます。本題に入れたのは実はここからです。
同じ空間で一緒に汗水流せば、もうここに壁というものは存在しない。
地主様であることを確認し、私の想いをお伝えし、数か月のやり取りを経て、めでたくお土地を買取りさせていただくことができたのであります。地主様の名誉のために言いますが、湯婆婆みたいな方じゃないですからね。本当に心の温かい素敵な方でした☆
はい、ようやくここでタイトルに戻ります。
『Face to Face』
やはり、伝えたいことは「直接」、「面と向かって」、「目を見て」言うべきです。
先程の一件が電話やメールだったらどうだっただろうか?間違いなく成就しなかったでしょう。
顔と顔を向かい合わせて話したから通じたのであります。
メール、SNSで伝えられる想いって表面的な薄っぺらいものくらい。面と向かえば、心で会話が出き、想いを直接伝えられるチャンスを得ることができます。伝える力は自分の能力によるものが多く一朝一夕には磨けませんが、チャンスを得ないことにはどうにもなりません。
いろんなツールが発達し便利過ぎる世の中ですが、私たちのお仕事においては『Face to Face』に勝るものはありません。非効率だと揶揄されてしまうようなことであったとしても、あえてその部分はこれからも大事にしていきたい。
私の買取物語は『対面』からしか生まれないんです。
それでは。