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2023.10.15
知ってましたか?「根回し」の語源
事務所の庭木のメンテナンスが日課の前野です。
落葉樹が多いので今の時期は落ち葉拾いがメインです。毎日毎日よくやるなぁなんて言われますが、自分的には結構好きでやってます。
実は来春に樹木大移動を目論んでおりまして、それに向けてあることをやっています。
それは『根回し』です。
物事の大事な場面でよく使われる言葉ですね。
『根』という文字が示す通り、根回しの語源は造園用語です。知ってましたか?(自分も造園屋さんに聞いて初めて知ったので偉そうなことは言えませんが)
樹木を移植する際に、予め樹木の根本から一定距離内の根を切り、そこから水や養分を吸い取る細根を発生させておいてから移す作業を根回しといいます。この作業をせずに、根を切って直ぐに移植すると、切ったところからの細根ができていないため、枯れてしまいます。木を移植してもうまく根がつかず枯れてしまうのは事前の根回しが不十分だったということになります。
そういったことから、この根回しという言葉が、物事を上手く進めるための関係者との事前の調整、すり合わせ作業に対しても使われるようになったようです。
根回しと聞くと『したたか』のような少しネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、とんでもない。仕事の成功は根回しにあり!だと思っています。特に私の仕事なんかは交渉ごとの連続ですから、一にも二にも『根回し』です。
身近な趣味の中から大切なことを教わっている気がいたします。
さてと、明日も日課の落ち葉拾い頑張りますわ。