WBC日本優勝、しびれましたね。連日仕事そっちのけ？でテレビにくぎ付けでした。

今回あらためて野球って楽しいなぁと感じることが出来ました。見ている側として、勝って優勝したから楽しかったというのもあるかもしれないが、今回はちょっと違う。どの選手たちもメチャクチャ楽しそうにプレーしているから、野球が楽しくみえたという方が正しいかも。

卵が先かニワトリが先かの議論みたいですけど、勝ち続けてるから楽しそうにしているのか、はたまた楽しくプレーしているから結果がついてきたのか。私はおそらく後者だったと思います。

選手たちはたびたび「結果よりも、野球を楽しむことが大事」と口にしていました。 もともと、みんな野球が好きで始めているのに、知らず知らずのうちに、その原点を置き去りにして、野球を窮屈に考えているのではないかというメッセージにも聞こえますね。

大会を終えて、ある選手がこう言いました。

『野球ってこんなに楽しかったんだ』

プロの選手ですら大切なものを忘れかけていたのです。

スポーツの原点は楽しむこと。窮屈に考えて結果だけを追い求めていては身も心も疲弊していくだけです。

不振に陥った悩める主砲に対し、ダルビッシュ投手がかけた言葉も印象的でした。

『野球ぐらいで落ち込むな、人生の方が大事だから』

刺さりますね、この言葉は。

失敗したところで別に命まで取られることはないんだし、長い人生からみればほんのごく一部のことなんだから気楽にやれってことです。

この言葉を受けた悩める主砲は見事覚醒し、結果はみなさんご存知の通りです。

また、今回のWBCでは各国が相手へのリスペクト、礼儀礼節、相手を思いやる行動言動が随所に見られ、勝敗を超えた感動が多くありました。敗戦国の監督さんから出た『野球界の勝利だ』という発言がすべてを物語っていますね。

うちの息子も高校球児で今年の夏が最後の夏になります。勝ち負けよりも大事なものは『楽しむ』ことだと今回のWBCが教えてくれました。最後の最後まで全力で楽しんでくれたら何も言うことはありません。

好きで始めた野球、最後に『野球楽しかったなぁ』と思えて終えれたら、それはもう『球児としての勝利』なんじゃないかな。