株式会社KIZUKI

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2025.2.13

『属人性』を考える

業務が特定の人のスキルに依存する状態は、企業内では良しとされない。

この人がいないと会社がまわっていかない、この人に辞められたら会社が立ち行かなくなるという状況は絶対に避けないといけないからだ。

だから経営者は属人性を排除し『標準化』とか『マニュアル化』を推し進めたがる。

『誰がやっても同じ成果が上がるようにしましょう!』、『社内でスーパーマンはつくっちゃいけません!』などの言葉は、マニュアル化を売りにしている経営コンサルタントが経営陣にささやく常套句だったりするから尚更です。

経営者目線で考えれば、まぁわからないでもない。でも、働く人からみれば、そこにやりがいはうまれるだろうか?
せっかく働くなら『あの会社のあの人じゃなければダメ』と言われる様な存在になりたいじゃないですか。そう思える人の成長速度は爆速です。そんな成長意欲の高い人たちをマニュアル化で抑え込んでしまってはせっかくの才能がかき消されてしまいます。
マニュアル化が生産性向上につながる業種もありますからすべての業種に当てはめれませんが、特に私たちの不動産業界(広く見れば営業職全般)で言えば、属人性は排除すべきではないと思うのです。むしろそれぞれがスーパーマンを目指すべきです。

なんでこんな事を言うのかって?

それは、誰がやっても同じ成果が上がる仕事は、早晩AIにとって代わられる仕事だからです。

AIをなめちゃいけませんよ。ものすごい勢いで勢力を拡大していますから。

無抵抗でAIに席を譲っている場合ではないんです。自身の存在価値を高めることを追求していけば、そんな心配はいらないはず。AIは自分の仕事の効率化を図るためのひとつのツールとして使いこなすものとしたい。

自身の成長のためにも、どんどん属人性を高める努力をすべきだし、それこそが自身の存在価値を高めることなんじゃないかなって思っています。

KIZUKIは、どの会社でも出来るようなことよりも、KIZUKIだからこそ出来ることを追求しています。これからも業界内での“レアキャラ”になるべく、世の中の脱・属人化の流れに逆行していきます。

もう一度言います。

KIZUKIだからこそ出来ること

もっと言うと

“KIZUKIの前野だからこそ出来ること” 
にしていかないといけないと思っています。

AIによって、これから業務リストラ・業種リストラというとんでもない嵐が吹き荒れます。決められた枠組み、仕組化された箱の中で、脱・属人化に何の疑問も持たない人が一番に暴風の煽りを食らうのです。厳しさを増す世の中、生き残るためには属人性を高める他ないと私は思っています。

それでは。